« CPU切替機 | トップページ | 債務超過な国 ニッポン »

誘拐の果実

真保 裕一著「誘拐の果実」読了
著者の本は「ホワイトアウト」以来。2年前くらいのこのミスで著者が特集されていたので、いつか読もうと思っていた1冊。「ホワイトアウト」も織田裕二、松嶋菜々子で映画化されたが、もともと映像化を意識していたかのように非常にテンポもよく、場面構造も出来ていた小説だったが、「誘拐の果実」も映像化が想定できる非常に面白いミステリーだ。
導入部の幼児誘拐とその後の二つの誘拐がそれぞれ絡み合って、最終的に人質も死なずに結果として身代金をせしめる。うまいこと条件を組み合わせて結果が生まれるのだが、決して無理して組み合わさった感じがしない。(実際にはけっこう無理があるのだが、そう思わせないところが筆者の文章力だろう。)最後の章でいわばハッピーエンドになるので、読後感もすっきりしている。はっきり言ってすばらしいミステリーだ。

4087753182誘拐の果実
真保 裕一

集英社 2002-11
売り上げランキング : 34,528
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

|

« CPU切替機 | トップページ | 債務超過な国 ニッポン »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/66291/6130504

この記事へのトラックバック一覧です: 誘拐の果実:

» 『誘拐の果実 上、下』 真保裕一 [本屋のバイト、書籍を探訪す。]
誘拐事件というものは、日本ではそれほど頻繁に起こる犯罪ではない。しかし、推理小説やサスペンス等では殺人事件に次ぐ重要なテーマであって、多くの作品が描かれている。いわゆるミステリというジャンルには様々な種類があって、それぞれがそれぞれの個性を競っている。こ....... [続きを読む]

受信: 2005/11/23 17:03

« CPU切替機 | トップページ | 債務超過な国 ニッポン »