失われし書庫
ジョン・ダニング著「失われし書庫」読了
前2作(「死の蔵書」、「幻の特装本」)の続き物だが非常にいい作品。前作もいずれもこのミスの上位になっているはず。おそらくこの本もこのミスの上位に入ってくるだろう。
主人公のもと刑事の古書店主が事件に巻き込まれるのだが、いわゆる古本屋ではない。高価な初版本を扱う書店だ。たまたま見つけた初版本に書かれていた献辞のなぞをめぐって、一人の女性が殺されて、その本にまつわるなぞを解く旅に出る。人物の描写がいきいきとしていて、非常に読みやすい。
あとがきによれば、このシリーズの続編が2005年に出てくるらしい。翻訳が待たれる。
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