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Fake

五十嵐 貴久著「Fake」読了。
「このミス」で取り上げられていたので、読みました。だましだまされというパターンなので、どこまでどんでん返しがあるかを読むのがおもしろい。きっかけとなる大学入試のカンニングパターンはけっこうおもしろい。機器の発達で問題を外で見ることはできるのかもしれないが、問題の解答を時間内で作るのは至難の業では。今後こんなことをやろうとする人が出ないともかぎらない。
その後の10億円のポーカーのところは、かなしいかな日本人だし、カジノもラスベガスに一度きりしか行ったことがないので、なかなか臨場感までとらえられなかった。本文中でもかいてあるが、ポーカーははっきり言ってだましあいだし、カジノのカードゲームはみんなそうだろう。素人がやって勝てるものではない。しかも10億円なんて。
最後のどんでん返しはよかった。でも、やくざを怒らせたらたいへんだよな。まず間違いなく殺されちゃうよ。お金もらって海外逃亡もいいけど、絶対に日本に帰って来れないよな。
この続編を期待。
ちなみに同じ系統では楡周平のフェイクもよかった。古いところでは「スティング」もよかったな。

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五十嵐 貴久

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コメント

どうも、五十嵐貴久です。本人だったりします。
感想、どうもありがとうございます。
さて、そんなこんなで私の新刊「パパとムスメの7日間」が、このたび朝日新聞社から発売されました!47歳のパパと、17歳のムスメの体と心が入れ替わって起きる大騒動を描いた話でございます。よかったら、試しに読んでみていただければ嬉しいです。ではでは。五十嵐貴久でした。

投稿: 五十嵐貴久です | 2006/10/21 11:16

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» (書評)Fake [たこの感想文]
著者:五十嵐貴久 探偵業を営む宮本の元へ舞い込んだ依頼。それは、学業の全くダメな [続きを読む]

受信: 2005/10/23 06:39

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