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パーフェクトプラン

柳原 慧 著「パーフェクトプラン」読了
第二回「このミス」大賞受賞作ということで、期待して読んだ。なんといっても第一回は「四日間の奇跡」だから。でも、ちょっと残念。これが大賞なのか・・・
子供の誘拐なんだけど、知能犯の誘拐というか、直接身代金を要求しないという点ではすごいんだけど、株ってそんなにかんたんに操作できるのかなぁ。できるんだったら、お金持ちはもっとお金持ちになっていないとおかしいと思うのだけど。誘拐というのはもっとも割に合わない犯罪だと思う。ちゃんと誘拐できる子供以上だとすると、少なくともなんらかの情報が人質側に残ることになり、最終的に人質を殺すしかなくなっちゃうんだと思う。そういう意味では誘拐を考える人はよっぽど頭が悪いか切羽詰った人なんだよね。それからすると誘拐してお金をせしめるところまではいいんだけど、結局つかまっちゃうよね。きっと。身代金を要求しなかったとしても、犯罪だから。
誘拐の映画では黒澤明の「天国と地獄」がいちばんかな。直接関係ない人(使用人の息子:まちがえて誘拐したのだが)を誘拐して、金を要求するというアイデアはすごい。いちおう「キングの身代金」という原作があって、こういった内容らしいのだが。この映画のあとで、こういったケースでも誘拐罪が適用されるように刑法の改正をさせちゃったんだから。
あと、この小説、けっこうコンピュータのこととか結構詳しく出てくるけど、ちょっと変な記述も目立つ。作者は実は詳しいところを知らないんじゃないのかな。一般の人にとっては、記述が詳細すぎて何言ってるんだかわからないんじゃないかな。まあいいんだけど。こういったことが内容をぼやかしていて、切れ味を欠いているのではないかと思う。

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