逃亡作法
東山彰良著「逃亡作法」読了。
「このミス」大賞の銀賞と読者賞を受けた作品で、期待していたのだけど、ちょっと合わなかった。全体的に外国のアクション作品の翻訳物の雰囲気のある作品であるが、もともとこのジャンルはあんまり好きでないので・・・。読んでいてアクションシーンが具体的に映像化されなかったので、どうも内容が入ってこない。日本人にとって、ピストルやマシンガンが一般的でないので、これでドンパチやっていても、どうも状況がつかめない。相手が死んだのかどうなのかが読めないので、どんどん状況が分からなくなってしまう。でも、内容的には面白いし、新人だというのは驚き。この作者の文体がうけるのかどうかはこれからか。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント